■概要/完成図
なぜいまさらwww
と言われそうですが。息抜きに作ってみました。
表面の装飾等はしていませんが、ひとまず完成~。
分解組み立て可能なアケコンを作りました。
以下画像は分解した状態です。
だいたい2リットルペットボトルサイズの立方体に収まります。(ゲームパットが映ってませんが、たいしたサイズじゃないので)
↓全体
↓高さ
↓横
↓縦
分解したら廃材みたいwww
■分解組み立ての様子
まず、マットを敷きます。
折れ曲がったこれを、
伸ばします。コントローラの外枠です。
これを4つ並べます。
間に板をはめます。
ねじ固定。ここも折りたたみにするか、とか、ピンを刺すだけ、とか考えましたが、頑丈そうな方法を選択。
スイッチではないパネルを並べます。
スイッチのパネルを並べます。
超余談ですが、
スイッチのパネルは、下板(写真左)の上に10mm厚スポンジ(下板の上に載っている黒いやつ4つ)を置いて、その上に上板(写真右)を置いているだけです。
スイッチがうまく動くか不安だったので、簡単に作り変えられるよう未接着にしてます。
上板がゲームプレイ中外れてしまわないか不安でしたが、スポンジを薄く硬いものにしたら案外平気でした。
仕組みとしては、
1.普段は10mm厚スポンジで上板が浮いている
2.上板を足で踏んだときに、上板のアルミテープと、下板の4隅にあるアルミテープを貼った5mm厚スポンジが接触する。これで導通、という単純な押しボタンスイッチ。
(上板と下板にアルミテープを貼ってスイッチにしたら木同士がぶつかってうるさかったです。なので5mm厚スポンジと接触するようにしてます)
…話を戻して、ブロックを4つ用意。
はめます。外枠傍の三角の隙間は放置(別にゲーム中踏むような場所じゃないし、作るの面倒だったので)。
ゲームパット(LRボタンを取り外して、そこにコードを半田付けしただけ)を置きます。PC用のUSB接続のやつをそのまま使います。DDRアケコンとかいてますが、DDRではなくてPCのstepmaniaで自分のeditした曲を、アーケードのような硬い板の上でプレイしたかっただけなので。(PS2は市販の家庭用コントローラで頑張ってます)
スイッチのパネルとコードをつなぎます。
組み立て完了。
■背景
率直に言うと、体重がとても増えましてwww
久々にDDRして、やせないかなーって。
というのと、家で、『アーケードみたいに硬い板の上でプレイしたい!!!!!!!!!!!!!』
家庭用コントローラ、ふにゃふにゃだし、プレイしてたら滑ってマットごと移動するし、ビニール踏んでる感が嫌。
■企画
達成目標
・完成品が郵送できること
→現在実家に帰ってきているが、実際は遠距離で一人暮らしなので。
・可能な限り電子工作をしないこと
→実家に道具がないため(一人暮らし先アパートに電子工作道具を置いてきてしまった)
・できる範囲でプレイ中騒音を抑えるよう設計を考えること
→DDRはうるさい
・あまり高額にならないこと
→安ければ安いほどいい
・加工を少なくすること
→楽なので
・後でメンテナンスできること
→改良しやすいように。耐久性がでるか分からないし。
■材料
・電装関係
材料 | 個数 | 価格 | 備考 |
---|---|---|---|
USBゲームパッド BSGP1001BK | 1 | \680 | |
細い電線 | 7m? | (家にあった余り) | |
アナログテレビ用途の線?? | 1m? | (家にあった余り) | |
差込端子 φ6.5オス(10本入り) | 1 | \255 | |
差込端子 φ6.5メス(10本入り) | 1 | \255 | |
収縮チューブ φ8 | 1 | (家にあった余り) |
・外周枠
材料 | 個数 | 価格 | 備考 |
---|---|---|---|
白松集成材 910*12*45 | 1 | \680 | |
皿木ねじ 3.5*12(20本入り) | 1 | \103 | |
蝶番(木ねじ入り) 高さ40 | 4 | \77*4個=\308 | |
金折(L字金属板) 高さ40 | 4 | \103*4個=\412 | |
鍋小ねじ φ4*30(35本入り) | 1 | \185 |
・スイッチなし部(左上、右上、中央、左下、右下)
材料 | 個数 | 価格 | 備考 |
---|---|---|---|
T1(耐水)ベニヤ 5.5*910*910 | 1 | \964(内、カット料\100) | |
T1(耐水)ベニヤ 5.5*300*300 | 1 | \144 | |
白松集成材1825*15*15 | 4 | \195*4本=\780 | |
白松集成材1825*18*18 | 4 | \195*4本=\780 | |
scotch 超協力表面テープ 透明素材用(4mと1.5m) | 各1 | \2140 | 4mと1.5mの2種。興味本位で買ったが、1mm厚ゴム貼った方が断然安かった…。 |
皿木ねじ 3.5*30 | 44 | (家にあった余り) |
・スイッチあり部(上、下、左、右)
材料 | 個数 | 価格 | 備考 |
---|---|---|---|
T1(耐水)ベニヤ 9*910*910 | 1 | \1396(内、カット料\100) | |
黒セルスポンジ5*100*100 | 2 | \62*2個=\124 | |
黒セルスポンジ10*100*100 | 4 | \72*4個=\288 | |
アルミテープ | 1 | \999 | 100均にあるのに後で気づいた…。というか、半田付けできないのにも後で気づいた。銅テープのほうが良かった |
ディメンションランバー(60*60*100の木材) | 1 | \626 |
・その他
材料 | 個数 | 価格 | 備考 |
---|---|---|---|
ゴムシート(よく病院とかの床になっているやつ) 2*935*935 | 1 | (不用品をもらった) |
■設計図
適当な簡易手書きしかないけど、後でup予定。
コントローラ全体を9分割のパネルにして、分解できるように考えました。
あわせて、外枠も9分割。
■製作過程
まず、9分割パネルの板を作ります。スイッチとなるもの(上下左右)もそれ以外も全部同じ大きさです。
画像は、大きい板を買って、店で切ってもらった結果。『279mmの正方形を作りたいんです』と店の人に話したら、278.5mmで切られてしまってショックを受けています。
この時点で、『もう寸法は大体でいいや』と開き直っています。(最終的には277mmにしました。本物との誤差多分2mm程度かな?)
角をざっくり丸鋸で切ります。
(自分はきれいに45度出せるほど器用じゃないので、完成直前に板を全部並べて、はめ込む角材↓で直接型をとって、やすりで調節しました。)
電動のやすりで削って、板を正方形にします。
…箱に入れて、水平器を置いて…
…平面を出して、数枚裏返したり回転させたりして、また平面を出して、…とひたすらすると、まとめて同じサイズの正方形になります。
スイッチ部でないパネルに使う角材を切ります。面倒なのでこれも丸鋸で。
スイッチ部でないパネルは、分解できるよう木ねじのみで組み立てます。
骨組みは外周と、真ん中に点(材料が足りなかったため)
今度は、パネル用の板を並べて外枠を作ります。
内側の蝶番をつける→木の不要部分を切る→外側のあて板金属をつける。
(作業途中。内側の蝶番をつける→木の不要部分を切る、まで行ったところ。)
(外側のあて板金属をつけた。片面だけねじ固定。外枠の厚みは薄いから、蝶番はきちんと動いてくれる(作成時、確証はなかったですが))
(ドライバーが入りにくかったので、手元にあった名前のわからない↓を使いました。便利。)
外枠もできたので、スイッチ部を作ります。
ですが、すいません、画像がありませんでした。
使いまわしですが↓。こんな感じで作ります。
(10mm厚スポンジが1本斜めってるのは、写真撮る時適当にスポンジを置いたから)
上板のアップ。アルミテープを重ねて貼っても、テープの接着面のせいで導通しません。なので、銅線を隣り合うアルミテープに貼ります。
下板のアップ。こちらも銅線で隣り合うアルミテープを導通させます。
黒いやつが、上板を乗せる10mm厚スポンジ。
斜めの銀色の棒は、5mm厚スポンジにアルミテープを貼ったもの。ここが下板のスイッチ接点になります。
10mm厚スポンジ、最初は2枚重ねだったり、5mm厚+10m厚+5mm厚とかだったんですが、踏んだときの沈みが大きいのと、スポンジがたくさん沈むと、元の寸法に戻らず大幅に縮んでしまったため。5mm厚+10m厚+5mm厚で試したとき、10回踏むごとに厚さが1mm減って使えませんでした。
普段は上板を支えられるぐらいの硬さがあり、踏んだら多少だけ縮んでくれる、いい具合の材質と寸法ということで悩みました。
…で、強引にアルミテープにコードをつける(写真の上側の、コードが延びてるやつ)。
いやー、本当馬鹿で笑ってしまいましたwww
アルミテープに半田付けしようとして、『くっつかない…。アルミに普通の半田くっつくわけないじゃん!!』と。
アルミテープ買う前に気づけよっていうwww
まず最初にコードの銅線を直で貼り付けたんですが、コードを少し引っ張っただけで抜けたり、コードをくねくねさせると折れてしまったり…。
そこで、家に謎のコードがあることに気づきまして。↓何の用途かわからないコード(テレビに関係するのではないかと予想)。
分解してみました。このうち一番下の銀色の網目状のやつが、半田付けできるし、弾性があってくねくねしても折れないし、良さそう。ということで採用。
今度はゲームパットをいじります。とりあえず十字キーや○×□△ボタンは曲選択とかでそのまま使いたかったので、(分解用に)LRが4つついてて、一番安かったのを購入。
(あと、十字キーを改造すると、上下同時押しや左右同時押しが反応しない可能性があるかも、と思ったので)
とりあえず、分解してみる。ボタンが押されると、ボタン裏にあたる黒い部分が基盤の銅部分に接触→ボタンが押された、となるみたい。
基盤の銅部分のアップ。…これは、単なる銅線なのか??銅の模様具合は、圧力センサに見えなくもないが…。
(仕組みを調べ中。ボタン裏の黒い部分の抵抗を測ってます。250Ωって出てますが、計測途中の値で本当は0Ωでした。
(また、電源を与えずにボタンを押して導通する/ゴムで圧力を与えても導通しない
→単なる銅線。ボタンを押すとボタン裏の黒い部分と伝って導通する。という仕組みでした。
なので銅の両端にケーブルを半田付けします。
(画像は、半田付け後、組み立てなおしたもの。コードをいじったときに基盤の銅ごと剥がれないよう、コードをLRの基盤に結び付けてます。)
コードの先に端子を付けます。
端子のカバーとして、は収縮チューブをつけます。
で、外枠を9分割する時の作業画像が1枚もありませんでした。ので省略します。
3枚の板を挟む→一気にハンドドリルで穴を開ける→ねじでとめる、の繰り返しです。
■動作結果
自分で驚きましたが、1発で普通に動作しました。
接点がくっつかず踏んでも反応しない、とか、半田不良、とか、ゲームパット壊した、とか、絶対やると思ったんですがwww
プレイ動画とかは、すいません下手すぎで恥ずかしいのでアップしません。
達成目標の結果
・完成品が郵送できること
→◎ダンボールに余裕で入ります。
・可能な限り電子工作をしないこと
→◎市販のゲームパットを使ったので、コードの半田付けだけだった。
・できる範囲でプレイ中騒音を抑えるよう設計を考えること
→○スイッチ部の上板を踏んだときに、靴とぶつかる音が少しする(硬い板が選択したので当たり前か)。上板踏んだときに若干隣り合う木同士がこすれる音がする(隣り合う接触面を減らせばさらに軽減可能かなぁ?)。
・あまり高額にならないこと
→×結局、割といい値段しました。特に、アルミテープとか、興味本位で買った高額な両面テープとか、(のってませんが)結局1回もつ乾かなかったゴム用両面テープ2種とか。無駄な買い物がとても多かった。次はもっと計画的に。
・加工を少なくすること
→?。全部のパネルを同じ形にしたのでその点は○。ただ、正方形を作ったり、斜め45度を作ったり、外枠を分解できるようにしたり、どうしても大変だった。
・後でメンテナンスできること
→◎接着剤未使用。耐久性や調整が心配な10mmスポンジもすぐ取れる。
問題点
中央のスイッチでないパネルを踏みつつスイッチのパネルを踏むと、中央のスイッチでないパネルが若干浮くっぽい?…これからプレイしていきながら検証したいと思います。